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Daisuke Kono

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()(しき)に戻ったお殿様は、(はじ)をかかされた()(かえ)しとして村人にいじわるをしてやろうと考えました。まず、家来たちに村の畑や田んぼを()らさせたり、人にけがを負わせたりといろいろな(わる)さをしました。また、村人が生活に困るようにたくさんの作物を村から屋敷に(おさ)めるように命じました。
 
はじめは()(まん)していた村人たちでしたが、しばらくすると村を出ていく者も(あらわ)れ、中には家来(おど)されて(ぬす)をする者まで出てきました。のことを心配したおじいさんとおばあさんは心も体も(つか)れてはててしまい、村の人たちと話し合い、ついにお殿様にしん太を引き(わた)す事になってしまいました。しん太は、
 
「行きたくないやい。(はな)ばなれになるのは(いや)。」
 
と言って泣きわめきましたが、家来はしん太を無理(むり)やり屋敷まで連れていきました。
 
しん太を手に入れたお殿様はたいそう喜び、すぐにありったけのお金を出すようにしん太にお願いしてみることにしました。しかし、次の日になっても何も起こりません。そこで今度は、たくさんのお酒と食べ物をお願いすることにしました。しかし次の日も、そのまた次の日になっても何かが起こる()(はい)は全くありません。おかしいと思ったお殿様が家来の一人たずねてみると、
 
「村人の話では、願いをかけるときに老人二人は(わらべ)を強く抱きしめていたそうです。」
 
そこで、家来たちを()んでしん太を無理(むり)やり抱っこさせることにしましたが、願いは何日経っても(かな)えることができません。お殿様がまたもやおかしく思っていると、家来の一人が今度はこう答えました。

「村人の話では、願いをかけるときに老人二人は(わらべ)がたくさん涙を流したそうです。」

そこで次は、家来たちにしん太を泣かせるように(めい)、彼がうまく泣かなかったときには(むち)(ぼう)などで体を(たた)いて()()やり涙を流させようとしました。しかし、それでも願いはいっこうに(かな)えることができませんでした。それだけでなくしん太はつらい目に会うのが嫌で何度か屋敷を逃げ出そうとしたのでお殿様は彼(ろう)閉じ込め食べ物を与えなかったり、ひどい拷問(ごうもん)たりもしました。そうこうするうちに、しん太の体力はどんどんと落ちてゆき、屋敷に来てから2週間ほど経ったある日彼はついにたおれて動けなくなってしまいました
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